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MIXをする際、EQやコンプ等色々なエフェクトを使いますよね。しかし、各エフェクトは様々なメーカーから販売されていますし、特にコンプ等は最初の内は「掛けているけれど、音の変化が少ないため実感がいまいち湧かなくてこれで良いかわからない...」ということや、ボーカルミックスの依頼等を受けるとボーカル処理についてクライアント様の要望に対して、そこは気にならないけど...クライアント様の要望はどういうことなんだろうと不思議に思うこともありますよね。筆者も最初はそんな風に思いましたし、実機の機材を買っても効果が分かりづらくプラグインに買い直したこともありました。
また、ギターやベース等も同様ですが、ケーブル(シールド)で音が変わると言われていて、高いものは1万円を超えてくる商品もあるけれど、実際のところどうなんだろう...と思われている方も少なくないと思います。
その疑問を解消するには、ある1点がとても重要です!それを自宅環境でも現実的な価格で解消してくれるものがIK Multimediaの「ARC Studio」です。筆者も常に使っていますが、その効果は今まで購入した物の中でも1番効果があったと言っても過言ではありません。
では、ARC Studioのどこがそんなに良いポイントなのか、早速見ていきましょう!
※1. 2026年2月2日時点での価格になります。
1:色々な疑問を解決する答えは.....
ある1点とは何か、誤解を恐れずに言えば...答えはモニター環境です。
良いモニター環境があればミックスに関しては、1つ1つの機材の音の違いも顕著に聞き取ることができますし、余計な処理をしなくても良い分、より良いバランスや処理を行うことができます。
また、クライアント様の方が自分よりも良いモニター環境の場合、作業中には気づかなかったようなところが事実「アラ」として見つかることもあります。指摘があった箇所で、自分は気にならないけど不思議だな...と思うところの理由はそこの部分が大きいです。
ケーブル関連に関しても実際のところ、ケーブル1本でも音は格段に違います。
これは筆者の体験談なのですが、いつも自宅で作業することが多く、いつもはあまりレコーディングスタジオに行くことは多くありません。加えて、たまに行くときも以前はディレクターとして参加していたため、セッティングが完了した場面からの参加が多かったのですが、先日プレイヤーとしてレコーディング参加したことがあり、その際にエンジニアさんとセッテイングを確認したのですが、ケーブル1本でも随分変わるんだなぁと改めて実感できました。
ですので、こういった細かい違いを確認・体感するにはモニター環境がある程度整っていることが前提だと筆者は感じました。
2:良いモニター環境とは?
でも良いモニター環境って何....と思いますよね?
これは、各スタジオやその方の環境に合わせた様々な導き方があるかと思いますが、普遍的に言えるのはこの範囲だと思います。
- しっかり音が鳴らせる環境にある
- スピーカの配置、角度などのチューニングがしっかり行われている
- 吸音材などで余分な帯域を吸収できている
- スタジオ標準クラスのスピーカーやケーブル、電源を使用できている
意見は様々ありますが、この範囲は極力、欠かせないと思います。
ですが、現実問題としてその環境を揃えるのは、特にマンションなどの場合、スペースの問題......それが解決できたとしても金額の問題.....があり揃えるのは正直非常に難しいですよね。
そこで、その問題を「ある程度」解消してくれるのがARC Studioです!
01:IK MultiMedia/ARC Studio
IK MultiMedia ARC Studio
| 価格(※1) | €349.99 |
| 仕様 | ・オーディオ変換と内部処理 サンプリング・レート : 96 kHz ・オーディオ変換解像度 : 24ビット ・内部処理の解像度 : 32ビット・フロート ・周波数特性 : 2 Hz 〜 45.0 kHz (- 2.0 dB) ・ダイナミック・レンジ : 120 dB(A) ・THD (20 〜 20 kHz) : 0.00035% ・THD+N (1 kHz @ -1 dBFS) : -107 dB ・チャンネル・クロストーク(1 kHz): -122.5 dB ・最大位相偏差 : +7° 20 Hz、+16° 22 kHz ・入力インピーダンス(バランス): 20 kΩ ・出力インピーダンス(バランス): 50 Ω ・最大出力レベル : +17 dBu |
| 内容物 | ・DSP プロセッサーユニット ・ARC 測定マイク ・マイク・クランプ ・ARC X ソフトウェア(ダウンロードで提供) ・USB-C to USB-A ケーブル(1.5 m) ・電源アダプタ ※プロファイルのロードのために、コンピューターに USB の空きポートが必要です。 |
| レイテンシー | ・ナチュラルフェーズ・モード : 1.4 ms ・リニアフェーズ・モード : 42 ms |
| 電源 | 付属の電源アダプタによる供給 |
| 外形寸法 | 144(幅)✕45(奥行)✕120(高さ)mm |
| 質量 | 465g |
Good Points
1. 自宅でスタジオ級のモニター環境をゲットできると考えても良い!
2.プラグイン版と違い、電源をオンにしている間全ての音に補正をかけてくれる。
Bad Points
特になし
※1. 2026年2月2日現在の価格
ARC Studioは特別なマイクで部屋の「鳴り」を測定し、再生される帯域をフラットにしてくれる音響補正の機材です。
ARC Studioはハード版とプラグイン版がありますが、圧倒的にハード版のほうがオススメです。理由は順々に説明しますが、まずはその性能を見てみましょう!
実際に筆者の部屋の鳴りを測定した画像がこちらです。青の線が測定前の鳴りで、オレンジ色の線まで補正してくれています。

筆者の部屋は300Hz辺りまでが+6dbされているのに加え、1部凹んでいるところがありますね.....±6dbが体感音量約2倍ですので、普通の環境よりもかなり大きく低音が鳴っていたわけです。今はほぼフラットな状態でモニターできているのですが、ずっとこの環境で作業を行っていたと考えると怖いですよね....
1つの手法として、高音域を抑えるために低音域を鳴らすという方法がありますが、筆者の状況ですと無駄に高音域を盛ることになってしまいますし、逆に低音域をカットしようとしても余分にカットしてしまうため、環境によっては大きく違いがでてしまうのも必然だったということですね!
再生帯域がフラットになったことで、一般的なスタジオと似た状況になり、処理も良くなった他、各エフェクトやケーブルなども、どこがどう変化したのか、自宅でもわかりやすくなりました。
他の補正ソフトと何が違うの?
ARC Studioの他にも音響補正のソフトは様々出ていますが、筆者がARC Studioをオススメ・導入した理由は「スピーカーの特性を活かしてくれる」という点にあります。
スピーカーやヘッドフォンを選ぶ際は、スタジオ標準の物を買うというのも1つの手ですが、やはり自分の好みの音が鳴るものを選ぶ。というのが1番良いですよね!
他の補正ソフトでも再生帯域をフラットにすることができますが、補正がきつくかかりすぎたり、DAWを立ち上げてマスタートラックにプラグインを掛けている間だけ補正してくれるという物の印象が多いです。
じゃあ、逆にARC Studioは補正が緩いの?と思うかもしれませんがそうではありません。ARC Studioには2つの補正モードがあり、Natureのモードではスピーカーの特性を生かした自然な補正、Linearモードではより強く補正をかけることができます。
また「ターゲット」や「プレイス」の欄から好きな音響特性に変えることができるので柔軟性も高いです。
ハード版がオススメな理由
ARC Studioはプラグイン版とハード版があり、ハード版の方が圧倒的にオススメだと先程紹介しましたが、その理由を見ていきます。
先ず、ハード版は電源を入れている間「DAWを立ち上げていない状態でも全ての音に補正をかけてくれる」というところが1番大きいですが、次にセール時でなければ「プラグイン版を買うとの総合的な金額が大きく変わらない」という点です。
DAWを立ち上げていなくても補正がかかるということは、録音で言えばギターやベースなどの入力の際にも補正がかかっている音をモニターできるので圧倒的に音作りがしやすいです。
加えて、普段様々なサービスで音楽を聞いているかと思いますが、その動画や音源にも補正がかかりますので普段から「しっかりした音」をモニターすることが可能です。やはり日常から良い音を聞くことは音楽の制作の体験に良い気づきなどを与えてくれますので、できるのであればハード版の方が良いでしょう。
また、値段に関しても測定マイク付きの値段で、サウンドハウス価格ではハード版が38,500円(税込)であり、プラグイン版が33,800円(税込)と5,000円しか変わりません。5,000円は決して少なくない金額ではありますが、DAWを使用していなくても全ての音に補正をかけてくれることを考えれば「しか」と言ってもいい位の差です。
え、でも公式サイトや他のサイトを見ると、プラグイン版が25,000円程で紹介されてお得だよ?全然安いじゃん。と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それには測定用マイクが付属していません。測定用マイクは単体で9,280円(税込)になりますので、そこで見てもハード版との差はあまりないわけです。
ですので、総合的に見てもハード版の方が圧倒的にオススメと言えます。
使用の際に確認しておきたいこと・注意点
①:ARC Xを使おう!
当サイトでは、測定マイク付きでお求めやすい値段のサウンドハウスでの購入をオススメしていますが、サウンドハウスの商品はARC4という1つ前のバージョンでの販売になっています。ですが、ARC4を購入した方は、無料で最新のARC Xをダウンロードできますので実際の使用の際はARC Xを使用したいところです。
②:測定回数は21回のモードで、あらかじめ位置は測っておこう!
ARC Studioはアプリを立ち上げ、部屋の音響特性の測定する際、測定回数が7回で終わるものと21回かかる2つの選択肢から選ぶことができますが、上手く測定できれば21回の方でも約20分前後で測定が終了するため、より正確に測定できる21回の方で選んでおきたいところです。
ARC Studioは他のソフトと違い、測定箇所がバッチリ合っていなくても測定することは可能ですが、より正確に早く測定を終了できるようにするために画面に表示される測定箇所をバミってから測定するのがオススメです。
③:部屋のサイズを間違えないように!
測定アプリを立ち上げて進めている際に、部屋のタイプを選ぶ箇所がありますが、正確な測定のために自分の部屋に合ったタイプを選択しましょう!
④:マイクの電源が入っているかを確認しよう!
測定用のマイクはSEMSタイプという新しいタイプのマイクです。1見ダイナミックマイクのような感じがしますが、ファンタム電源が必要になります。
使用する際は必ず、XLRケーブルを使用し、オーディオインターフェースのファンタム電源を入れましょう。測定用マイクは電源が入ると本体の表側の真ん中の辺りにある、電源ランプが緑色に光りますので、電源が入っているかどうかを確認してから使用しましょう。
⑤:視聴モードはできればNatureに固定しよう!
ARC Studioはスピーカーの特性を活かしながら自然に補正してくれる「Nature」と、よりしっかり補正をかけてくれる「Linear」の2つのモードがありますが、できればどちらか選んだ方から動かさないことが重要です。
理由としてはもちろん、音の聞こえ方が変わってしまうためです。Natureでは上手く処理ができているけど、Linearで聞くともっとこうできるなぁ、と繰り返しになってしまい、最終的に上手く行かないからです。また、ハード版の場合は普段の生活からその音で聞くわけですから、なおさらどちらかに固定ししっかりその音に慣れる、その音で分析することが重要です。
では、なぜよりしっかりした補正ではないNatureの方が良いのか。理由は打ち込みや録音をする際、気になるくらいのレイテンシー(遅延)があるためです。
誤解を恐れずに言えば、今はマウスでポチポチとピアノロールに入力するより、MIDIキーボードでの打ち込みやギターを実際にライン録音する方のほうが多いですよね....!今の機材のほとんどはレイテンシーが非常に少ないので、弾いた瞬間音が鳴るのは普通ですが、Linearモードではちょっと流石に気になるくらいレイテンシーがあるのですよね......
もう、ミックスやマスタリング的な作業しかしないよ、という方であればLinearに固定でも良いのかもしれませんが、DTMをやっている方の多くは自分でも作曲をして、ミックスまでしてという方が多いと思いますので、普段の視聴、作業からマスタリングまでで違和感のないNatureに固定する方が筆者としてはオススメです。
※1. 2026年2月2日時点での価格になります。
まとめ
今回は音響補正機材のIK Multimedia 「ARC Studio」の魅力を紹介しました!
飛躍的に良いモニター環境になることは間違いありませんが、それでもやはりレコーディングスタジオやクライアント様との間には、同じスピーカーや機材を使用していない。という点から全てが解決するという訳ではありませんので、その点に関しては誤解しないようにしてください。
あくまで、自分のモニター環境を標準レベルに近づけるための大きな1歩となる、くらいです。
昔はこのような測定から、補正を行うために100万円近くかかったとも聞いたことがありますので、それがこのコンパクトなサイズ且つ、この値段で使用できるのは時代が良いとしか言いようがありませんね!
機能としては派手さはあまりありませんが、ミックスやDTMを初めたての方は、良い音楽耳を育てることができますし、慣れている方でも、よりしっかりした環境でレベルアップしたいという方には必須級の商品となっています。実際レコーディングスタジオやプロの現場でも、導入する方は増えてきている印象です。
筆者ももっと早く出会いたかった商品になりますので、ぜひ検討してみてください。
この記事が面白い、勉強になったという方は商品を検討していなくても音楽の知識を紹介している記事は他にもたくさんありますので是非他の記事も見ていただければと思います!
この記事は
PRO.Sound Design編集部(ギタくん)が執筆しています。
音楽・機材歴17年/宅録・DTM・ギター機材を中心に解説。