伝説的マイクNuemann U87のサウンドを自宅で!?WA-87 2Rの魅力と本家との違いを徹底比較!

伝説的マイクNeumann U87と、そのサウンドを再現するWarm Audio WA-87 2Rの画像を並べ、本家との違いを徹底比較する記事のアイキャッチ画像。
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Neumann-U87 AI Studio Setの商品紹介画像
メーカー/製品名NEUMANN / U87 Ai Studio Set
メーカー価格(※1)-
サウンドハウス価格(※1) 
529,800円(税込)
楽天市場価格(※1)
584,100円(税込)
メルカリ
・販売者によって価格が異なります
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※「メーカー価格」は公式HPに記載されていない場合があります
(※1)2026年8月現在

DTMでレコーディング・仮歌・歌ってみたなど、特に生音を主体にやっている方は、マイクに重きを置きたいですよね。というのも、いくらDAWで加工できるとはいえ、加工にも限度がありますから元音が良いことに越したことはありません。

マイクというとやっぱり最高峰に挙がり、憧れの1つになってくるのが「NEUMANN製」のマイクですが、すごく良いというのは分かっていても価格が約50万円近くと、金銭的に手が届かないというのが現実問題としてありますよね。

ですが、その憧れかつ最高峰の「NEUMANN製マイクの精密な模倣品」が約1/5の価格の「10万円」近くで手に入れられることができると言わたら、是非!という方も少なくないのではないでしょうか!実はそんな製品がWarm Audio社から販売されています。

今回は、その忠実な模倣品である「Warm Audio WA-87 R2」がどのくらい本家の「NEUMANN U87 Ai」に近いか、そもそも機材においての模倣品とはどういうものなのかを具体的なデータなどを比べて徹底比較していきたいと思います!

NEUMANNのあの音を自宅で再現したい!手に届く価格で最高級のマイクが欲しいと考えている方は必見の内容になっておりますので、ぜひ最後までご覧ください!

そもそも、NEUMANNのマイクって名機なのは知っているけど、どこが良くて使われているのかという点について詳しく知らない方も多いのではないかと思い、簡単に魅力を解説していきます。ノイマンのマイクの素晴らしい点は大きく以下の二つになります。

  • 指向性が幅広い
  • どの楽器や歌にも使いやすい、周波数特性

それぞれを簡単に見ていきましょう!

まず①の「指向性が幅広い」に関しては、具体的に「単一指向性・双指向性・無指向性」の3つを切り替えることができるため、楽器の鳴り方の特性や、録音する部屋の特性、ノイズの乗りに合わせて好きに指向性を変えることができるのが嬉しいポイントです。

また②は①にも関係してくるのですが、NEUMANN製のマイクは指向性の切り替えにより、若干録音する周波数特性が変わってきます。基本的にどの指向性においても100Hzから30kHzくらいまでは原音を忠実に再現できるよう、加工がなく全くフラットな録音が可能です。

変わってくるのは、ローカット・ハイブーストの部分で、各指向性によってカット・ブーストされる周波数の位置が違っています。となると一見難しそうに見えますが、逆に「個の指向性には、この楽器が合いやすい」という目安にもなるため、とても使いやすいということです。

加えて、他にも「専用のマイク用電源が必要なく、どのインターフェースでも動作する」ことや「そもそも原音をどれだけ忠実に録音できるか」を大事にしていることもあり、音楽業界では発売から現在に至るまで長い時間愛されてきた商品です。

最近でも、YouTubeで人気の企画である「The First Take」ではNEUMANN製のマイクを使用しており、現役プロ用マイクだということが分かりますね!

模倣品と聴くと、一見「パクリ」のように見えて「それって良くないんじゃ....」と思う方も少なくないと思いますが、音楽業界においては模倣品というのは至って普通なんですよね。

特に「名機」と呼ばれるような、今回紹介しているNEUMANN製マイクも含め「Universal Audio・SSL・NEVE」を始め、ギターエフェクターでも「TSシリーズ・ケンタ」や、本体でも、「ストラトキャスタータイプ・レスポールタイプ」など多くの模倣品が出ています。

特にDTMでも、プラグインではWAVES CLA76なども、Universal Audioの1176の模倣品ですし、そんなものが多くみられますよね!

やはり、言っても模倣品ですので、模倣元の機種の音がそのまんま再現できるかと言われと違いますが、模倣品を出すメーカーは「できるるだけ元に近く」に加えて「うちの会社では他の模倣品と比べてどのように使いやすいか」などにも重きを置き、現在に至るまで多くの模倣品が登場しています。

その中でも筆者が注目しているのは2011年に設立された、Warm Audioというメーカーで、この会社はできる手に取りやすい価格で、原音に忠実な製品の製作を掲げており、事実ファンの中でも「パット聴き比べたらわからない」と言わせるほどの実力を持っています。

それでは、音楽業界においてNEUMANNや模倣品がどんな立ち位置かを簡単にご理解いただけたところで、本題である「模倣品:WARM AUDIO WA-87 R2」と「本家:NEUMANN U87 Ai」を「周波数特性のデータ・聴いた感じの音質」の特に気になる2箇所に絞って、徹底比較をしていきたいと思います!

この2箇所以外にも比較したい部分は沢山ありますが、記事が長くなりすぎてしまいますので、今回はレコーディングという音楽特化で気になる部分に絞って紹介します!まずは一番重要な、録音周波数帯について比べていきましょう!

録音周波数帯の違い

「本家にどのくらい近いか」という点では聴いた感じの音も大事ですが、もちろんデータとして比べることができれば、どれだけ近いのかが目視で明確になりますよね!そこで、今回は「WA87 R2」と「U87 Ai」の録音する周波数帯のグラフを引用して目視でも確認していきたいと思います!早速、図を見ていきましょう。

模倣品:Warm Audio WA87 R2のグラフ

WARM AUDIO-WA87 R2の周波数特性画像

引用元:サウンドハウス

本家:NEUMANN U87 Aiのグラフ

Neumann-U87 AI Studio Setの周波数特性画像

引用元:サウンドハウス

比較のグラフでは、指向性における録音周波数特性の順番が違うので、そちらもどのように並んでいるかをまとめておきます。

模倣品:Warm Audio WA87 R2のグラフ

  • 上段:単一指向性
  • 中段:双指向性
  • 下段:無指向性

本家:NEUMANN U87 Aiのグラフ

  • 上段:無指向性
  • 中段:単一指向性
  • 下段:双指向性

という風に並んでいます。NEUMANNのグラフの「二本目の線で低音が大幅にカットされている部分」はLow-Passフィルターを付けた場合のグラフになりますので、そこの部分は一旦無視して、通常の部分を比べていきます。

表を比べてみると、NEUMANNの方では、一直線になっているフラットな周波数帯の部分が0dB表記で、Warm Audio社はフラットな部分で-40dBの表記になっていますが、どの指向性に置いてもカット・ブーストされている周波数帯やdB(音量)は非常に酷似しているように見えますね!

強いて言えば、ブスートされる5kHz周辺において、NEUMANNの方が自然な緩やかなカーブになっているのに対し、Warm Audio製の「WA87 R2」は急に持ち上がるようなグラフになっています。

もちろん、周りの周波数帯を巻き込むような自然なカーブを描く方が、音としては「違和感の無い音」に聴こえるという事実はありますが、変化する周波数帯はこのグラフを見る限りは「ほぼ同じ」と言えるため、データ上は「最も忠実な模倣品」と言えますね!

聴き比べた際の違い

この点はやはり少し違いを感じました。というのも、データ上はほぼ同じとはいえ、使用している部品などが当然違いますから、全く同じにはなりませんよね....!

では、WA87 R2を筆者が聴いてみて感じた感想ですが、これは「良い意味で音が前に出てきて、はっきりする印象だな」と思いました。

NEUMANN U87 Aiは原音を忠実に再現するため「元の楽器の良さ・プレイスキルの質・録音環境」などに大きく影響を受けることが一般家庭で使用する上での最大の難点でしたが、WA87 R2は「どのジャンルにも合う現代的な音」になっている感じがするなという印象を受けました。

というのも、昔は違いますが、現代ではロック調の楽曲にもPC音源のシンセサイザーやピアノ・ストリングスなどを多用するようになりましたから、そこに「生々しすぎる音」があると、録音されている空間などが他の音源に馴染まず「浮いて聴こえる」「馴染まない」「良い音なんだけど違和感がある」ということに繋がってしまうことがあるんですよね。

その点で言えばWA87 R2は良い意味で生々しすぎることがなく、スタジオではなく宅録が主体の方にとっては、どんな音源とも合わせやすく、かなり使いやすくなっているなという印象があります。

加えて、周波数帯特性は、ほとんど本家のNEUMANN 87Aiに近いため、宅録でU87 Aiに近く、PC音源や録音環境に気を使わずに楽に録音できる超本格マイクを必要とする方にとっては、まさに最強のマイクと言っても過言ではありません。

ただし、あくまでNeumann本家の音がやっぱりいい!という方は、本家の方を購入する方が間違いがないかと思います。WA87 R2はあくまで自宅で使いやすくなった限りなく近い模倣品として見ておく方が良さそうです...!


今回は、約50万円誇る憧れのマイク「NEUMANN U87 Ai」と、その緻密なクローンモデルである「Warm Audio WA-87 R2」を「性能面と音質面」において徹底比較してきました!

「10万円で本物の音にどこまで迫れるのか?」という疑問に対する結論は「データ上はほぼ同等のスペックでありながら、むしろ現代の宅録環境にはWA-87 R2の方が使いやすい」というところに落ち着くかなぁと筆者は考えています。というのもやはり、

  • 1/5の価格で本家譲りの帯域バランスと存在感(太さ・抜け感)を実現
  • 旧型から進化した「R2」仕様で、ノイズが減りより滑らかな高音域を獲得
  • 生々しすぎない絶妙な質感が、打ち込み音源やDAWのミックスに抜群に馴染む
  • ボーカルだけでなく、アコースティックギターや配信・ナレーションにも幅広く対応

という部分に加え、こういった高品質・高価格のマイクは湿気などに弱いことから管理が大変ですし「もしも壊れてしまったら...」という不安もありますが、WA87はもちろん気にするに越したことはないものの、一部カーボン製品なども使用されているため、本家U87 Aiよりかは管理も楽という利点もあります。

「部屋の防音設備や何十万円の機材を揃えるのは無理だけど、歌ってみたや仮歌、レコーディングの音質をプロレベルへ一気に引き上げたい」そう考えている方にとって、WA-87 R2はまさに失敗のない「最強の投資」になります。(※本体にしっかりとした重厚感があるため、頑丈なマイクスタンドと一緒に導入するのがおすすめです!)

NEUMANNへの憧れを妥協で終わらせる必要はありません。ぜひWA-87 R2を手に入れて、あなたの声をワンランク上のプロクオリティで世界に届けてみませんか?

また、やっぱりWA87欲しいけど、防湿庫も欲しいなという方はぜひ検討してみて下さい!大手ECサイトのサウンドハウスにも上質な防湿庫がありましたので、念のため載せておきますが防湿庫は安いものは1万円クラスのものなどもありますので、ご自身で検索いただくのも一つの手かなと思います!

東洋リビング-ED-55CATP(B)の商品紹介画像
メーカー/製品名東洋リビング / ED-55CATP(B)
こちらの商品紹介はあくまで防湿庫になります上記のメーカー/商品名は筆者おすすめの商品です
サウンドハウス価格(※1) 
68,800円(税込)
楽天市場価格(※1)
・防湿庫になります
・価格は出品者によって異なります
メルカリ
・販売者によって価格が異なります
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(※1)2026年8月現在

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ギタくん(メインライター)

【プロフィール・実績】
音楽歴19年。現役で作編曲家として活動中。これまで音楽業界で様々な仕事を経験し、現在はプロの目線から「本当に役立つ情報」を発信するために「PRO,Sound Designチーム」を運営。
自身も「PRO,Sound Designチーム」の中から、特に「機材情報」をピックアップして紹介する当サイトのメインライターも行っています。